Arrival phil seymour HARRYGROOVIN' THE TOMS MAGICAL HAT
ポップ・スター、アバの1976年の4th。きっと通の方のベスト作は他にあるんだと思いますが、僕の唯一持っているオリジナルアルバムです。アバは(こそは)ベスト盤を聴くべき!なんて思っていたんですが、最近コレを買って聴いてみて、やっぱりベストでは聴けない佳曲があるのでその考えが揺らいでます(笑)。#1「when I kissed the teacher」の音の重なり具合がすごいポップ#。代表曲#A「dancing queen」の逸品メロディ、ピアノいいなぁ。#3「my love, my life」の美メロバラードも◎。個人的にはギターポップファンのオススメしたい#4「dum dum diddle」も韻を踏んだかわいらしい#。#5「knowing me,knowing you」#6「money,money,money」とヒット曲が続くとこれはベスト盤?との錯覚さえ起きる。オリジナル盤にコレだけテンこもりに有名曲が収められるのもスゴイ。そして先の#4に軽快シンセ・ポップ#F「that's me」、パワーポップ的なダイナミックさがある#H「tiger」の3曲が「やっぱオリジナル盤?」ってところに繋がるわけですが。タイトル#「arrival」はバグ・パイプも聞こえる民謡曲なインスト。あたたかいメロディです。ボートラにはこれまたヒット曲「fernando」もあり。アバが嫌いだって人には今まで会ったことないしこれからも会わないと思うな。 元祖パワーポッパー、フィル・セイモアの1st(1980年)。パワーポップ好きを公言していながら、聴いた事がありませんでした。ネットで流れていた軽快なパワーポップ#が気になって曲名を尋ねると#4「baby it's you」とのこと。これが出会い。ちょうど1stが再発されたとのことで購入。カバー曲オリジナル曲を織り交ぜながら丸ごとパワーポップ!。ヒット曲#1「precious to me」はメロディからギターソロまで60sマージビートを思わせるポップ#◎。続く#2「I found a love」に盟友のTwilly作#3(カバー?これだけ原曲知らず・・。)と加速度上げて名パワポ#「baby it's you」へ。この曲はパワーポップの理想系。甘酸っぱいメロに爽やか且つちょいヤンチャな声。最高っ!#5のボビー・フラーのカバー「let her dance」も◎。ボビー・フラーはロカベリーコンピで持っているだけなのでこの原曲含め興味大だ。#8でゴーゴーズの「we don't get along」が流れてきた時は不意をつかれて興奮してしまいました。ナイス・カバー!#10「I really love you」での甘い#でパワーポップのもう1つの側面もクリア。ラスト#11「won't finish here」も超ポップで◎◎。いくつか曲書いてるbill picockって人も要注意だなー。ボートラにはTwillyの「looking for the magic」のカバーありますよ。 ヤング・ラスカルズ1967年の3rd。#1,5,6,9と4曲ものヒット#を含む代表作。僕が持っているアルバムはコレ1枚なのですが・・。元々知ったのはウィルソン・ピケットの「good lovin'」のカバーで、最高にビートポップしていて完全に心を掴まれました。そしてこのアルバム購入。しかし買った時は弾けるビートポップは無くがっかりしました。しかし、しかし!今は大好きなアルバムです。ソウルフルでポップでグルーヴィーで言うことなしの名盤です。#1「a girl like you」のリラックスした雰囲気が心地いい#。ちょいサイケがかった#2も中期ビートルズをラスカルズ的に。大好きな#3「i'm so happy now」は美しいコーラスがツボで万人のポップ好きへオススメしたい1曲。で、流れるように#4「sueno」の手拍子へ。ヒット曲#5「how can i be」は以前ならまず聞かなかったであろう歌いあげR&B。そしてブルー・アイド・ソウルの最高峰#6「groovin'」サイコー!スロー#なのにビンビンとグルーヴィーさが伝わってくる名曲の名曲。#7は初期ビートルズがやっていたようなR&B。#9「you better run」は初期の熱さが感じられて○。#10のS・ワンダーのカバー「太陽のあたる場所」イイ。25歳頃の僕ではこのアルバムを気に入るなんて事は考えられなかったな。大人になったなぁ俺。偉いなー俺。 1979年の宅録パワーポッパー、トム・マロンダことトムズ1st。この赤いギンガムチェックのジャケ。好きなジャケです。#@「Let's Be Friends Again」そして#J「Better Than Anyone Else」を聴いて胸のドキドキがおさまりません。素敵すぎるパワーポップ。これだよなパワーポップって。#1をそのままテンポを遅くしたような#2。#4「Mixed Up Shook Up Girl」,#7「Catch Me on the Rebound」も軽快ポップ。ビートリッシュな#5「The Door」。テンポを落としたメロディアスな#6「Wasn't That Love In Your Eyes」も◎。ギターカッティングに幅のあるvo.メロディが最高な#G「Hook」。ラズベリーズ的な1級メロディが聴ける#I「Think About Me」。60s的パワポ#K「The Bear」で締めます。完璧といえるほどパワポ一直線で同時に味わい深さもあり。ボートラでも#14「I Can Go Now」#17「Liverpool Girls」#19「I Cannot Spot You」を筆頭にパワポを越えての才能が感じられる曲ばかり。ココまででもかなりイイですがこの再々発盤は未発表曲12曲を収めたDisc-2もあり。ちょっと80s的に優等生過ぎるところもありますが、#1「High on Your Love」#A「She Can't Tell a Lie」#9「There Goes My Heart」#12「Talk to Me Girl」などは本編に劣らずのメロディですよ。パワポ・マニアは間違いなく買いの1枚! ビーグルハット。このジャケ、そして流れ出す音楽。それからして想像できない。彼らは日本人による日本のバンドなのだ。3rdとなるこの作品で初めて僕は知ったわけですけど、クイーンや10ccのもつメロディアスでダイナミックなアレンジ構成、コーラス、ギターソロ。どれもが古典的キラメキに包まれている。今回は初めて全曲英詩でのアルバムとのことでvo.がなんとパイロットのデイヴィッド・ペイトン。世界的ポップバンドのvo.が日本のインディバンドに参加すること事体驚きと喜びでいっぱいですね。さらにさらにパイロットの未発表曲まで収録だって・・。#@「casgabarl !」はビートリッシュなポップ#なんだけどギターがモロに「killer queen」な訳で(笑)。ソロなんてブライアン・メイまで参加してるの?ってほど。10cc的アレンジもあって彼等の音楽性を表すのに最適な曲。#2「my secret holiday」はELOを感じるスピード感のあるポップ#。#3もコーラス/ハーモニーを混ぜ合わせた小品ポップ。デイヴィッド作の#4「on my way」はまさにパイロットなポップ#です!#E「goldmine」はさらに素晴らしな〜。#8はUKプログレ的ダイナミックさが、#9では蜩の鳴き声が聞こえて日本的なところも。そしてジョージなスライドギターもある#K「a wandering penguin」と#L「「fairyland」の2曲は最高なビートリッシュ#ですよ。この感動を是非皆さんも!